『宮沢賢治・歌曲と映画の集い』
『太陽の蓋』『人間爆弾桜花』



 











『殿、利息でござる!』
『インデペンデンスデイ リサージェンス』










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【風の又三郎】俳優として活躍していた島耕二が、監督に転身して初めて制作した作品。原作は宮沢賢治の不朽の名作であり、その後も何度か映画化されているが、この作品が原作の雰囲気を最も良く映像化していると評された。  風の強い9月1日、都会から転校してきたという少年が突然教室に現れる。彼の名は高田三郎だったが、4年生の嘉助は彼を「風の又三郎」と呼んだ。転校翌日、三郎は佐太郎にきれいな鉛筆をあげた。また国語の本を読み上げ、みんなの関心を集めた。ある日、川原で相撲を取っていた三郎は、投げ飛ばされた上「悔しかったら風を吹かせてみろ」とからかわれる。三郎が雲行きを見ながら風の歌を口ずさむと、急に強い風が吹いてきて暴風雨となってしまった。 【太陽の蓋】?あの日、日本は消滅の危機に瀕していた。 2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災発生、福島第一原発では、 全電源喪失の事態に陥った。冷却装置を失った原子炉は、温度が上がり続ける。 チェルノブイリに匹敵する、最悪の事態が迫っていたのであった。 ? 巨大な怪物へと変貌を遂げる原発に対して、想定外の状況を前に、判断を誤る科学者たち。 情報不足のまま、混乱を極める官邸、そして故郷に別れを告げ避難を急ぐ市民たち。 打つ手のないまま、時は刻々と過ぎ、やがて無情にも地震発生から翌日の 3月12日午後3時36分、1号機の原子炉建屋が水素爆発したのであった。 続けて3号機で、2号機で、連鎖するように起こる異変。 破滅に向けてのカウントダウンは、止まることを知らなかった……。【桜花】22歳、神雷部隊桜花隊の第一志願兵となった。 そして23歳の自分は、同志の名を黒板に刻み、死へと送り出した―― - 林冨士夫は、人間爆弾と言われた特攻兵器「桜花」の第一志願兵であった。攻撃部隊の正式名称は、神雷部隊桜花隊。 - 特攻隊は志願であり命じられるものではないが、出撃する日時は命令で決められていた。当時、海軍大尉であった彼は、上官から出撃隊員を選ぶよう命じられ、隊員の中から選出し、その名を黒板に書き、多くの同志達を死へと送り出す役目を担っていた。 - 出撃者を送り出した後、誰もいない場所にひとり駆け込み、尽きぬ涙を流しながら―。 「死ぬことに関しては、兵学校に入った日からもう決まったと思っていました。」 - 若き日の彼は、バイオリニストか、声楽家になる事を望んでいた。しかし戦争という大きな壁が立ちふさがった。時代が戦争一色であった事、父親が軍人であった影響もあり、東京帝国大学よりも難関と言われていた海軍兵学校へ進学。軍隊に入る事が死を意味する事を当然の事と受け入れていた彼は、飛行機に魅せられていく。 - 1944年飛行学生を卒業。筑波海軍航空隊に在籍後まもなく司令より、林を含むいずれも海軍兵学校出身のエリート士官等が会議に招集され、後に「桜花」と呼ばれる兵器の構想計画を提案される。彼らから最低2名の賛同が得られれば、その志願を根拠に「桜花」作戦を決行するのが飛行長の説明であった。 - 日本の行く末、家族、自分自身の未来…、「人生最長の3日間」とのちに述懐する苦悶の時間を経て、最初の特攻志願者となる決意する。かくして日本海軍は、世界史上初めての特攻専門兵器、人間爆弾「桜花」の実戦使用の準備に着手する。そして海軍に続き陸軍による特攻も開始されていく。 「ああ、こんなもんか。これが俺たちの棺桶になるのか。」 - 自分たちの命と引き換えに乗り込む十死零生の新兵器を間近に見た彼は落胆したという。 彼に与えられた第一の任務は、特攻志願してきた青年兵士たちに、特攻飛行の綿密なテクニックを教育する事、有人誘導する兵士の育成。 - 第二の任務は、特攻志願者の名簿から翌日の出撃者を選出し、送り出す事。 - 当時「桜花」作戦の拠点、神雷部隊は鹿児島県鹿屋の小学校の校舎を兵舎として使っていた。分隊長である彼は、出撃するパイロットの名前を教室の黒板に書きあげる時、躊躇はなかったという。 苦楽を共にした同志、友人達を死へ送りだし、絶望的な戦局の中で彼は自分の行く時を必死に探し求めたが、その時を待たずして戦争は終わりを迎える。 私の慰霊祭は1年365日、毎日である 死んだ仲間に話しかけるのは、私の慰霊祭なのだ―― - 敗戦の混乱、激動の時代の中で、彼はあの時代に向き合い続けること、凝縮された神雷部隊での1年半の記憶を語り継ぐことを自身に課していく。その中で、彼は天皇に対しても、無念の思いを吐露するのだった――。



【殿、利息】今から250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿に住む十三郎(じゅうざぶろう)は、知恵者の篤平治(とくへいじ)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる「庶民がお上から年貢を取り戻す」逆転の発想だった!資本を持つ取る側と、資本を持たない取られる側。現代の資本主義社会で生まれる格差問題と向き合う痛快時代劇エンターテイメント大作! これは庶民の忠臣蔵だ!そう語るのは原作者の磯田道史である。一見、奇想天外なこの物語りは実は実話である。それもそのはず、原作者の磯田道史は小説家ではなく歴史学者であり、2010年に映画化された『武士の家計簿』の原作「武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新」もノンフィクション作品であった。本作の原作である「無私の日本人」の中に収録された一編「穀田屋十三郎」は江戸時代に宿場を救うために戦った庶民の物語りであり、資本・価値・貨幣・家族・共同体・権威・支配など現代にも通じる様々な問題を問うたこの史実を若い世代に伝えるために執筆された。 そしてこの史実をユーモアたっぷりに映画化したのは、『白ゆき姫殺人事件』(2014)『予告犯』(2015)『残穢【ざんえ】ー住んではいけない部屋ー』(2016)などの話題作を手掛けてきた中村義洋監督。キャストは時代劇では初主演となる阿部サダヲを始め、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華な顔ぶれとなった。また、物語の舞台となる仙台出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役で映画に初出演を果たしている。 庶民VSお上!知恵と勇気と我慢の銭戦(ゼニバトル)が今、はじまる!! 【インデペンデンスデイ】かつてエイリアンとの侵略に立ち向かったアメリカ大統領ホイットモアは引退し、余生を送っていましたが、ある日、宇宙の彼方で再びエイリアンたちが行動を開始したという夢を見ました。 おりしもアメリカでは、かつての侵略から20年を経た記念式典の準備が行われていました。その戦いでエイリアンを倒した人類は、彼らの宇宙船から得たテクノロジーによって世界を復興し、再度の侵略に備えて新たな戦闘機やビーム砲などの兵器を開発していたのです。 記念式典のため、ホイットモア前大統領の娘パトリシアや、かつての戦いでエイリアンの母船を撃破したものの、新型戦闘機のテスト飛行中に事故で死亡したスティーブン・ヒラーの息子ディランがホワイトハウスに招かれていました。 その頃、月面に設置された地球防衛のための前線基地では、謎の出力異常によって建造中の巨大アンテナが崩壊しかけるという事故が発生しました。タグボートで作業に従事していたパイロットのジェイクが命令を無視してアンテナを支え、無事に基地の危機を救いましたが、彼は独房入りの罰を受けてしまいました。 ジェイクは地球のパトリシアと映像回線で連絡し、地球に戻ったら二人で一緒に住む家について語り合います。二人は恋人同士で、かつては共に戦闘機のパイロットとして訓練を受けていました。しかしジェイクは訓練中の事故によって脱落し、作業員になっていたのです。そんな二人の通信は、電波の乱れによって中断されました。 その頃地球では、かつての戦いでエイリアンの企みを見破り、地球人に勝利をもたらした天才科学者デイヴィッド・レヴィンソンがアフリカに墜落していたエイリアンの巨大宇宙船の調査に赴いていました。昔の友人である言語学者キャサリンと再会した彼は、現地の反政府組織に協力を取り付けると、エイアリンが地面に巨大な穴を穿っていたことを発見します。 その時、エイリアンの巨大宇宙船が作動を開始しました。デイヴィッドたちが船内に入って調査したところ、宇宙船から信号が送られていたことがわかります。 同じ頃、かつての戦いで人類の反攻拠点であった空軍基地エリア51では、監禁されていた生き残りのエイリアンたちが一斉に騒ぎ始めました。 さらに同じ基地で、エイリアンに襲われて意識不明のまま眠り続けていたブラキッシュ・オーキン博士が意識を取り戻します。彼はエイリアンとテレパシーで繋がった事から、今回も新たなエイリアンの襲来を察知したのです。 一方、月面基地では、式典のためにディラン率いる飛行隊が到着していました。ジェイクと再会したディランは即座に彼を殴りつけます。かつて二人はパトリシアとともにパイロットとしての訓練を受けていたのですが、ジェイクが事故を起こしたことで関係が決裂していたのです。 そんな中、土星の衛星に設営されていた前線基地の通信が途絶えたとの報告があり、さらに月面基地の近くにも謎の球形宇宙船が出現します。月面基地は即座に戦闘態勢に入りました。 報告を受けたデイヴィッドは、アフリカでの調査結果からその球形宇宙船がかつてのエイリアンとは別の種類であると直感し、攻撃中止を進言します。 しかし、現大統領は先制攻撃を命令し、基地のビーム砲によって謎の球形宇宙船はあっけなく破壊されました。喜ぶ人々と対照的にデイヴィッドは不安を隠せません。ホイットモア元大統領もデイヴィッドと同じ感想を抱いていました。